2007年8月7日(火)、日産スタジアムにFCバルセロナがやって来ました。
横浜Fマリノスとの一戦は猛暑の中、平日にもかかわらず56,000人という大観衆を集めて開催されました。
バルサ歓迎の意を込めた「襲撃ヲ歓迎スル。」というなかなかシャレたタイトルのビッグフラッグを染太郎で製作させていただきました。
よくJリーグのサポーターのみなさんから質問をいただきます。
「あんなデカい旗を、どうやって運んだり、広げたり、たたんだりするの?」 今回はそのあたりに的を絞って、バルサ ビッグフラッグ レポートをお届けします。
思えばこのお話いただいたのが5月の下旬。そこから今日までの約2ヶ月で想定内?の製作日程にて50×20m幕のお披露目となりました。
どこからがビッグフラッグで、どこまでがビッグじゃないか?という規定は特別ありませんが(競技場とのバランスもあると思いますので・・)日産スタジアムや埼玉スタジアムなど、ワールドカップレベルの巨大スタジアムでは、染太郎的には1000平米超え(旗の総面積=縦 x 横)あたりがひとつの基準ではないか?と思ったりしています。
今回のバルサフラッグはまさにその1000平米で、国内で掲出された有数のビッグフラッグのひとつという事になると思います。
さてこの巨大幕をどう畳むか?どう運ぶか(4トン車か2トン車か・・)?どう広げるか?が問題です。
納品スル為ニハ畳マニャナラヌ
縫製&染色作業を完了させて、試合開催前日に「さぁ畳むぞ~」となる訳ですが、やはり染太郎の工房ではスペース足らず・・・という訳で近くの小学校体育館を借していただいて(ご協力、ありがとうございました)男手総出で畳み作業となりました。
そこで改めて感じたこと、、とにかくデカい!!(今さら、何言ってんの?)
いつもの事だから、わかるだろうと思われるかもしれませんが、分割しながらの染色作業だったので、
こうやってきちんと広げてみて、うれしくなるほどのデカさに改めてビックリでした!!
このくらいデカいと、ホント、非日常の連続でワクワクしますよ(病気?)
近くにいると、どっちが文字の上下なのか?幕の右なのか?左なのか?本当にわからなくなります。
体育館でのドタバタぶりは写真の通りですが、みなさん、ビックリしたでしょう?
きれいに畳むと、こんなに小さくなるんです。
総重量としては100数十キロという感じだと思いますが、ホントに人間2人分くらいになっちゃうんですね。
という事で50mのビッグフラッグの運搬に使う車は、4トン車ではなく、ワンボックス系の普通乗用車でした!
まぁそんなこんなでこの日はリハから立ち合わせていただき、演出も確認。そしていざ本番の際は日中の太陽に照らされた時とは違い、ライトアップされた照明の中、落ち着いた雰囲気で下から徐々に立ち上がる幕の雰囲気は拍手ものでした。
暑い中、スタッフのみなさんは本当にご苦労様でした。
早い時間の掲出(試合前のセレモニー)で、お客さんが入りきっていない段階だったので、もっとたくさんの方に見てもらえたらなぁと思いながらも、このビッグフラッグの晴れ姿に感激。「これが染太郎の仕事だなぁ」と改めて感じました。
バルサの選手のみんさんは、どう感じていただけたのでしょうか?
最近は、このバルサを始め、海外のビッグクラブのプレイが日本にいながら観戦できる様になりました。
こんな事は、Jリーグ創設時には考えられなかった事で、全てのサッカーファンは本当に感謝しなきゃいけません。
それと同時に、アジアの(日本の)サッカーとの差も改めて痛感させられるハメになる訳ですが、あきらめずに少しづつ追いついて行きましょう。野球だってメジャーに追いついたではないか!
染太郎はこれからも非日常な事、いっぱいやりたいです!
染太郎でしか出来ないこと、出来ないこと、出来ないこと。ん~、まだあるな